おとのたね
 

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2024.02.07 おとのたね
気づきの瞬間

教室では夏の発表会の他に

学校での伴奏を担当したり

コンクールやステップなど

「少し」高い壁に挑戦する という

機会を持っています

コンクールやステップは

数名の審査員の先生方から

「講評」という形で

演奏者の長所、課題を的確にアドバイスいただける

絶好のチャンスです

本番後のレッスンでは

生徒さんと一緒にアドバイスを読みながら

振り返りをするのですが…

審査員によって

評価の内容が正反対だったりもするので

これがまた

とても良い学びになります

A先生のコメント

「繊細なタッチで綺麗な響きが保てました」

B先生のコメント

「しっかりとした打鍵をすると

 さらに音の響きが良くなるでしょう」

生徒さんは「ん?」「どっちやねん」となります(笑)

私の答えは「どっちもだね」です

同じ演奏を聴いて、同じものを見て

人によって感じ方が違う

ということを客観視して実感できるのは

素晴らしい経験だと思います

そして、その先に

「じゃぁ、私は私の想いで演奏すれば良いんだ」

「僕はこの曲をどんな風に演奏したいんだろう」

という思考に変わっていきます

主体的な演奏をしてみよう と

生徒さん自身が気付く瞬間です

日々の練習効率が上がったり

上達スピードがアップすることはもちろんですが

ここに

ピアノを通して生きる力を育む という

私の願いが反映されているように感じています

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